新潟県のほぼ中央、信濃川の流域に位置する燕三条。鍛冶の伝統や鎚起銅器など歴史ある産業は、連綿と伝承されるとともに、近年では利器工匠具や金属洋食器、金属ハウスウェアなどに発展し、国内はもちろん、世界各国に誇る数多くの製品を創り出しています。
これら製品の創出には、多様な加工技術を要することから、プレス加工・鍛造加工・金型製作・精密板金・研磨・表面処理などの技術高度化が図られ、世界有数の高度な技術集積地として、「ものづくり」の伝統はさらなる進化を続けています。
また、信濃川とともに五十嵐川や中ノ口川が流れ、豊かな自然に抱かれた燕三条は食の宝庫でもあります。手間を惜しまず、丁寧に育て上げられた米や野菜、果物は、作り手の「ものづくり」へのこだわりが注ぎ込まれています。